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1. セルフプロデュ―スの本質

1-1. セルフプロデュースのはじめ方

セルフプロデュースとは、自分で自分をアピールしていくという意味でははく、自分に対して特定のイメージをもってもらう手法のことを指します。

例えばユニクロは「安くてダサい」のイメージから脱却するために、商品戦略と店舗戦略を変更し、高品質、適正価格のイメージを浸透させ、今の地位を築きました。

ユーザーにとって、ユニクロは今、他のブランド(例えばしまむら)との「識別」を行え、安心価格で品質(縫製など)の良いイメージ醸成させるブランドとなっています。

このユニクロのような「〇〇ならでは」のイメージ、独自性の生み出し方とは、どんな価値を与えるか、また与えたいと思うかということです。皆さんが実践するには、まず「自分とは何か」という問いかけからはじめることができます。

セルフプロデュースのはじめ方

1-2. 勝てる場所を徹底的に考えてから戦う

「自分は○○だ。△△が好き。だからやりたい」
この気持ちも大切。
しっかり掘り下げて分析する必要があります。
ただここのみに留まってはいけません。

「好き」だけではフリーランス、個人起業家では成功への道は険しいのも事実です。

「ニーズがあるか」「競合との違い」。
ここを徹底的にリサーチしていかないと本当の独自性を導きだすことは不可能です。

競合に対する自分の位置、ポジションをよく見極め、それ以外のポジションでは一切戦わないこと。
こうして自分の居場所をみつけることこそがセルフプロデュ―スの本質です。

また時代とともにその価値は変わるため、つねに今と照らし合わせて変化を続けていく必要もあるのです。

フリーランス、個人起業家(実は企業も同じだと思いますが)は、一定の価値を提供するだけではなく、「今」に合わせて価値を変化させる柔軟性が必須だと感じています。

2. セルフプロデュ―スが必要な理由

2-1. 信頼感はあなたの価値を引き上げる

フリーランス、そしてスタートアップ時の起業家は「とりあえず来る仕事は受ける」という方がほとんどなのではないでしょうか?

実際、私も起業当初はフリーランスの先輩の何人かに「最初はそうすべき」とアドバイスを受けました。

ただ考えてみてください。

「仕事を断ると次は二度とない…だから本当は嫌だけど、多少無理しても引き受ける」これを繰り返す…良いわけがないと思いませんか?

フリーランスの醍醐味、それは自分の在り方は自分で決めるということ。独自性と専門性を打ち出した方が、よりあなた自身が輝くはずです。

イメージが明確化すると、伝わりやすさが違います。知名度も上がります。そこから生まれてくるのが信頼感です。
信頼感はあなたの価値を上げてくれる、最大の武器になってくれるはずです。

信頼感はあなたの価値を引き上げる

2-2. 方向性が明確になると、ビジネスステージが上がる

方向性が明確になり、専門性が高まってくると当然、自分にあった仕事ができる⇔知名度が高まるという良循環が起こるため、営業的な動きをしなくとも紹介で売上が伸び、収入がアップします。

さらには営業に割いていた時間が減るため、さらなるスキルアップに投資する余裕ができます。
あなたの価値が上がると、そのメソッドを学びたい、さらに広げたい、という人も生まれるかもしれません。

講座や、講演、書籍など新たなビジネスが広がる可能性だってあるのです。

セルフプロデュースは、あなた自身がよりあなたらしくあるために必要なことなのです。
本来の姿とはまったく別の人のように、“見せる”をつくることではありません。

戦略的に独自性と優位性から信頼感を構築する大切なプロセスです。

3. セルフプロデュース力を磨く方法

セルフプロデュースとは、今の自分とまったく違うキャラクターづくりをすることではなく、自分をより効果的に魅せるための方法です。
そして一回で完結するものではなく、自分で見つけて自分で更新していくことで磨かれていきます。ここでは即実践でき、続けていくことで、セルフプロデュース力が磨かれる2つの方法を伝授します。

3-1. 自分と向き合う時間をつくる

セルフプロデュースの第一歩は自分がどういう人間かを考えること。
仕事、プライベート日々の生活に追われたまま流されてしまうと、迷いが出てくるものです。「何のために生きているのか」「私はどうしたいのか」を一日15分でも30分でもよいので考える時間を作ります。

考えを誰かに聞いてもらうのではなく、1人でノートに考えを、思いを書き出す方法がおすすめ。手書きで、キレイな言葉に変換せずに頭に浮かんだことはすべて書き切ります。

最初は思いを書き出すのが難しいかもしれません。
例えば「今日気になったこと」をテーマに書いてみるのもよいと思います。

ノートへの書き出しをおすすめするのは理由があります。
「その時何を思ったか」を後から見返したり、振り返りがしやすい(振り返りー。これも自分と向き合うための大切なことです)のです。

パソコンで打ち込んだワードのデータなどはそれが難しい。そのためノートへの書き出しがおすすめなのです。

ノートへの書き出し

3-2. 魅力的な人を探して行動をチェック

自分と向き合うことともに、「こうなりたい」という目標を見つけること。
自分のイメージをより明確化するために、あなたが魅力的だな、こうなりたいなと思う人を見つけます。

できれば身近な人がいいですね。魅力的だなと思う人と一緒に行動を共にする方が、その理由が早く分かります。

なぜあなたが魅力的だと思うのか、行動や言動をチェックして研究してみます。

無理なら著名・有名人でもOKです。
各メディアで、何を発言し、表現し、どんな考えをもっているかじっくり分析してみましょう。

この二つの方法を実践し続けていくことで、やりたいこと、方向性が具体的にイメージでき、行動しやすくなるはずです。

4. セルフプロデュースのためのツール

4-1. 名刺

名刺は会社員の場合、初対面の方に「部署名」「肩書」のお知らせするためのもの。フリーランス、個人起業家の名刺は、ビジネスのきっかけとなる重要なツールとなるため、自分は何者か伝わりやすくするための工夫が必要。

余白や名刺の裏面に実績など、あなたを語るためには欠かせない要素を盛り込むこともポイント。意外と見落としがちなところでは名刺を渡す時。肩書のエピソードなどインパクトを残すような一言を添えることも大切です。

4-2. WEBサイト

フリーランス、個人起業家はつねに接点がない、まだ会ったことのない人へのルートづくりが欠かせません。

また変化するごとにバージョンアップする必要があるため、検索エンジン対策(SEO)も加味したWebサイトを活用するのがよいとされています。

業種によって優先順位やサイト遷移は異なりますが、目指す方向性と仕事のポリシー、プロフィールや可能な限りの実績の公開はマストです。

4-3. ソーシャルメディア

フリーランスや個人起業家だからこその強みがでるのが、アメーバブログやFacebookやTwitterといったソーシャルメディアです。

気軽に相互の交流、またそこから派生する交流も次々と生まれ、情報が広がっていくというメリットがあります。実際ソーシャルメディアでの成功例も多くあります。

ただ拡散性の高さゆえのデメリット(悪い情報ほど拡散も早く、イメージの回復が難しい場合もある)もあるということは知っておきましょう。

4-4. 紹介

フリーランスや個人起業家で成功している人は多くはこの紹介サイクルがうまくまわっているようです。

自分も紹介できるようなアンテナをつねに立てておくこと、仕事の実績をはじめとした紹介ツールはつねにバージョンアップ。

自分の最新情報をいつでも渡せる状態にしておくこと。そして何よりも仕事には真摯に取り込むことが重要です。